質問と回答
この研究室にはちびっ子から届いたアヒル発電「波乗りダッキーへの疑問」への回答が置いてあるぞ。ワシが長年研究してきた波に揺られて電気をつくるアヒル発電のカラクリを知りたい人には興味があるかもしれんのぉ。部屋が暗いから足元には気をつけるんじゃぞ。
この研究室にはちびっ子から届いたアヒル発電「波乗りダッキーへの疑問」への回答が置いてあるぞ。ワシが長年研究してきた波に揺られて電気をつくるアヒル発電のカラクリを知りたい人には興味があるかもしれんのぉ。部屋が暗いから足元には気をつけるんじゃぞ。
アヒル発電はどうして地震に強いんですか?おしえてください。
アヒル発電は海の上で揺れることで発電するように作られておるんじゃ。つまりの、もともと揺れるように作られておるからどんなに地震で揺れてもアヒル発電は大丈夫なんじゃ。
地上の発電軍団は地震で揺れると大変じゃが、アヒル発電は揺れるほうがパワーアップするんじゃぞ。波で揺れることはアヒル発電にとってはエネルギーの源なんじゃ。水をせき止めてダムを作って発電する水力発電などは地震が起きるとの、貯水槽や水路にヒビが入って水が流れ出して、その結果、どうなると思う?土砂崩れが起きる可能性があるんじゃ。地震→ヒビ→水漏れ→土砂崩れとなるんじゃ。自然を傷つけると結局、自分たちに返ってくるんじゃな。
アヒル発電はどうして鳥や生き物に優しいんですか?おしえてください。
扇風機の周りには怪我をしないようにカバーが付いておるじゃろ。風力発電の風車にはカバーがないじゃろ。羽根がむき出しじゃ。だから鳥が羽根に巻き込まれるんじゃ。
だがアヒル発電は潜水艦と同じで完全に覆われておるのじゃ。だから絶対に鳥を傷つけないのじゃ。鳥が背中にとまっても大丈夫じゃぞ。しかもじゃ、アヒル発電は人間の歩く程度でしか動かないんじゃ。つまりクジラさんやイルカさんにも安全なんじゃ。グジラさんやイルカさんのほうがアヒル発電よりずっと早く泳げるからぶつかることはないんじゃぞ。アヒル発電が生き物に優しい理由がわかったかの。
アヒル発電には電気を送る電線は付いてるんですか?おしえてください。
ほっほ~、これはいい質問じゃのぉ。答えはアヒル発電には電線は「ついてない」じゃ。電線には大きな問題が3つあっての、それがアヒル発電に電線がない理由なんじゃ。実はの、海で電線を使うと嵐のときに電線が切れないようにしっかり固定する必要があるんじゃ。するとじゃ海底を削ったりコンクリートの塊を沈めたり、海を傷つけることになるんじゃ。アヒル発電が海を傷つける、そんなことはあってはならんのじゃ。
そして2つ目の理由はの、海に電線を引くとお金がかかるからじゃ。その結果、電気代が高くなるんじゃな。そして3つ目の理由はの、電線を引けるところでしかアヒル発電が使えなくなってしまうからじゃ。どこでも使えるのがアヒル発電の魅力じゃからの。この3つの理由でアヒル発電には電線がないんじゃ。
アヒル発電に電線がないならダッキーで作った電気はどうやって運ぶんですか?おしえてください。
いいところに気がついたのぉ。そうじゃのぉ、アヒル発電には電線がない、としたら波で作った電気はどうやって送るか、これは確かに問題じゃな。
今研究しておるのは2つじゃ。一つはバッテリーに電気を貯めておく方法じゃ。もう一つは作った電気を水素にして貯めておく方法じゃ。電気を水素に貯めて使うときに水素から取り出すんじゃな。ほれ、学校の実験でやったじゃろ、水の電気分解、あれと同じじゃ。トヨタのミライという車でも実際に使われておる。水素に電気を貯めておく方法は次の動画を見るとよくわかるぞ。水素とバッテリーどちらの方法が地球に優しいか今研究しているところじゃ。
洗濯機も扇風機もスイッチを入れるとブーンと音がでるのに、アヒル発電はどうして音がでないんですか?おしえてください。
家でも学校でも窓を開けると外の音がよく聞こえるじゃろ。逆に窓を閉めると静かになるじゃろ。これと同じことがアヒル発電でも起こっとるんじゃ。アヒル発電には窓がないからの、アヒル発電の音は外に漏れんのじゃ。
アヒル発電は完全気密式といっての、電気を作る部分はすべてアヒル発電の体内に内蔵されておる。しかも音の漏れる窓はゼロじゃ。だからアヒル発電は静かなのじゃ。波のザブーンという音のほうが騒がしいくらいじゃぞ。
アヒル発電はどうやって電気を作ってるんですか?波で水車を回すんですか?おしえてください。
波で水車を回す方法はとってもいいアイデアじゃの。アヒル発電は嵐でも壊れないように、そして生き物を傷つけないように発電部分はすべて体内に内蔵しておる。しかも水が1滴も入らんように完全に密閉されておる。だから静かで安全、海を汚すこともないのじゃが、じゃあどうやって電気を作るのか、それが問題じゃ。
外から触ることができないのにどうやって発電するのか?その問題を解決したのがワシの開発した「ゆらゆらパワーでゴー!」じゃ。これはな、波でアヒル発電がゆらゆら揺れ動くじゃろ。その動きを波エネルギー変換装置で電気に変える仕組みなんじゃ。お盆の上にボールを置いて傾けるとボールに触らないのに転がるじゃろ。あれと同じようなもんじゃ。
アヒル発電はどうして他の発電の機械より安く作ることができるんですか?おしえてください。
アヒル発電が安く作られる理由は簡単じゃ。不自然なことをしとらんからじゃ。山を切り開いて太陽光発電所を作る、山頂を削り取って風力発電ファームを作る、全部不自然なことなのじゃ。木を切り倒す費用、切り倒した木を処分する費用、山を削り取る費用、削り取った土を捨てる費用、全部、いらないお金じゃ。
不自然なことをするからお金がかかるのじゃ。アヒル発電は木を1本も切らんし、土を1ミリも削らん、だから余計なお金は一切かかららんのじゃ。海の上をただプカプカ浮いているだけじゃからのぉ。お、そうじゃ、自然エネルギーなどといいながら自然を破壊している発電軍団の木を切る費用は誰が出しておるか知っとるか?正解は「わしら」じゃ。わしらの払う電気代に自然破壊代が含まれておるんじゃ。もうめちゃくちゃじゃのぉ。
私達の電気代から賦課金を徴収して、そのお金が日本の自然破壊メガソーラーや、森林を伐採しての風力発電に使われています‼️
なんで私達のお金が自然破壊に使われなければいけないの⁉️
もう賦課金辞めて、事業者から発電税を徴収して下さい‼️#メガソーラー建設反対 pic.twitter.com/Bl7qJnehME— サナ吉(画像は絶滅危惧種ミゾゴイ擬人化) (@miyakosyn_35201) 2019年6月1日
アヒル発電にもし問題が発生したらどうしますか?おしえてください。
「もし、アヒル発電に問題があったらどうしますか?」これは手厳しい質問じゃのぉ。これはある発電会社の資料の一部じゃが「発電所の操業開始後、仮に想定外の騒音問題が生じた場合には、原因にかかわらず、真摯な対応をすることを約束します。」という一文があるんじゃ。真摯な対応とはなんのことじゃろのぉ。
もしアヒル発電が海で発電を始めて、思わぬ問題が発生したらどうするか。この答えは簡単じゃ。「即撤去」じゃ。よくわからない真摯な対応などではなく「即撤去」。その後に原因の調査じゃ。これがアヒル発電の方針じゃ。そのために「地球で最もやさしい発電」を目指すダッキーは設計段階から即撤去できるように設計しておる。
巨大な発電設備は何か問題が起こっても簡単には撤去できないんじゃ。それはの、撤去にも莫大なお金がかかるからなんじゃ。「あーだこーだ」と言い訳をしながら人を苦しめ、生き物を犠牲にし、自然を破壊しながらそこに居続けるんじゃな。最初から撤去などできないことがわかっておるから「真摯な対応」などと曖昧な言葉を使っておるんじゃな。
博士がアヒル発電の次に注目している発電はなんですか?おしえてください。
わしがアヒル発電の次に注目しておるのはこれじゃ。「ねこ発電」。この方法は風の力で風車を回すことをやめての、ねこの力で風車を回して発電するんじゃ。木を切ることも、山を削ることもなくできる自然にやさしい発電方法じゃ。
しかもじゃ、家庭内で簡単にできるんじゃぞ。これは画期的じゃのぉ。やっぱり動物はかわいいのぉ。
博士が使っているハゲ薬はなんですか?父の日にプレゼントしようと思ってます。おしえてください。
いつも仕事を頑張ってくれとるお父さんにプレゼントとは優しいのぉ。わしがいつも使っておるハゲ薬は「デュタステリド」という名前じゃ。わしはこのハゲ薬で抜け毛の本数が減っておるぞ。この「デュタステリド」は前立腺肥大症にも効果がある。ワシにとっては一石二鳥、一粒で二度おいしい薬なのじゃ。
アマゾンでは売っておらんから気をつけるんじゃぞ。ワシはオオサカ堂というところから買っておるぞ。リピーターじゃ。お父さんの抜け毛も止まるとええのぉ。副作用もあるからよく調べてから購入するんじゃぞ。
最後の木を切り倒し、最後の魚を獲り、最後の川を毒したとき、人はようやく、お金は食べられないことに気づくでしょう。
アヒル発電「波乗りダッキー」は「やさしさ」を最優先にしています。効率よりも「やさしさ」を、利益よりも「やさしさ」を、スピードよりも「やさしさ」を大切にしています。スピード重視、効率重視、利益重視の今の世界とは逆の方向を向いているのかもしれません。
「一秒をあせって起こった大事故」「効率を重視してないがしろにされた安全」「利益を求めて破壊された美しい自然」スピードや効率、利益を重視しすぎて疲弊してしまった人や世界をたくさん見てきました。
カナダの先住民族、クリー族にはこんな言葉があります。最後の木を切り倒し、最後の魚を獲り、最後の川を毒したとき、人はようやく、お金は食べられないことに気づくでしょう。
スピード、効率、利益を最優先した世界の行き着く先で、最後の木を切りたくはありません。私達の作るアヒル発電は使う人にも、作る人にも、動物にも、地球にもやさしく、ゆっくりだけど長く付き合える、そんな発電システムでありたいと思っています。
アヒル発電「波乗りダッキー」では「地球で最もやさしい発電」を実現するために8つの約束を設定しています。人が作り出したものに人が苦しめられる、人が作り出したもので野生動物が死んでいく、このようなことを決して起こさないために定めた開発の根幹となる約束です。
CO2だけでなくPM2.5などの大気汚染物質は一切出しません
騒音や電磁波、健康被害の原因となるものは一切出しません
石油、石炭、いずれ枯渇する化石燃料は一切つかいません
鳥、イルカ、ミツバチなどすべての生き物を傷つけません
木を切らない、土を削らない、環境に負荷をかけません
人の手でコントロールできない原子力は一切利用しません
海を汚染したり海底を削り取ることは一切行いません
これらの約束が守れない場合は開発をストップします